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2009年11月5日、バンコクに赴任しました。2011年9月1日、東京に戻りました。2013年10月1日、福岡に移住しました。

長崎方面からリクエストがありましたので上げときますね、ノコギリガザミ
ノコギリガザミ

ノコギリガザミは、バンコクで食える一番美味しいカニと言えます。なぜか?それは、バンコクではこのカニだけが活きで流通しているからです。バンコク市内のスーパーや市場では他にも、シマイシガニやタイワンガザミ、ジャノメガザミなどは普通に見られます。でもどういう訳かノコギリガザミ以外は全部氷詰め(下氷)で売られているのです。調理する時点でカニが活きているか死んでいるか?は、カニヲタクにとってはクリティカルな問題です。それくらい味が変わってくるのです。だから、他のカニでも、たとえばシマイシガニなんかが活きで売られていたら相当美味しいはずなのですが、残念ながら活きは手に入りません(とりあえず)。

このノコギリガザミは強烈に高価な食材です。写真の260バーツは、写真手前の物。左奥に見えているもっと大きな物は1匹360バーツ(約964円)。屋台のラーメンが10杯食えます。レストランでこのカニを使った料理が高いわけです。初めは高いから活きで流通させてるんだろうなぁ、と思ってたんですが、よく考えるとたぶん逆ですね。ノコギリガザミは英名mad crab(泥ガニ)とかmangrove crab(マングローブガニ)と言います。その名の通り、マングローブ林の中や干潟の泥の中に住んでいます。だから、その捕獲には大掛かりな網が使えないんですね。主には籠等の罠で獲ります。で、罠にかかったノコギリガザミは1匹ずつ丁寧に縛られて市場へ。一方、その他のガザミやイシガニ類はそれほど深くないとはいえ、海底に住みますから、刺し網や底引き等にかかるのでしょう。あっ!?、そいえば、タイの漁師ってどれくらいの間隔で刺し網を上げてるんだろう?毎日網をチェックしてんだろうか?2~3日に1回だと、もしかしたら網を上げる時点で死んでいる個体も多いのかもしれません。そっか・・・ガザミやイシガニ類は、“いつまで”活きてるんだろう?バンコクに来る途中で死ぬのか?漁港に水揚げされた時点では活きているのか?それとも漁船の上でもう死んでいるのか・・・???美味しいカニを食うための基礎情報として、これくらいは知っておかなければなりまえせんね・・・。いつか漁港に行ってみたいものです。

さて^_^;)、ノコギリガザミ、茹でるとこうなります↓活きを蒸したんで間違いなく美味いです。
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見よ!このツメのデカさっ!指挟まれたら骨折するかも(←ホントです)
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ガザミ(Portunus trituberculatus、長崎で言うところのタイラガニ)とある意味対極の味です。非常に濃厚。タイ料理や中華料理では、いろんなソースに絡めたり、カニカレーにして食べることが多いのですが、単に蒸しただけ、というのが一番美味しいと思うんだけどなぁ・・・。
日本では、もともと漁獲量の少ないカニで、なかなか目にする機会がありません。また、毛ガニやタラバよりも高価なことが多いんで、なかなか食えないですよね。今回は大きさに目がくらんで^_^;)、オスを買ってしまいました。次はメスを買ってみましょう。・・・・・・産卵期っていつなんだ???

カニヲタクにとっては、高価とは言え1,000円でこんな巨大なノコギリガザミが食えるのも、タイの良いところです。