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2009年11月5日、バンコクに赴任しました。2011年9月1日、東京に戻りました。2013年10月1日、福岡に移住しました。

こちらで時計を壊してしまった・・・と書きましたが、その数日後、もう1つ壊してしまいました。
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パネライのPAM00022(Panerai PAM00022)。

朝、出勤前。ネジをまきまきしていると、あるところで、びよ~ん!と弾ける様な感触。誰がどう考えてもぜんまいが切れました。さぁ、どうるす?私は基本的に、時計の修理・オーバーホールは、メーカーがあるならメーカに出すべし、というスタンスです。バンコクにもパネライの代理店はあるのですが、サービスセンターはどうも香港のようです。って、ことはコレ“香港送りの刑”*1なのかなぁ・・。それは金かかりそうだよなぁ。

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自分の時計ではあっても、中身を見る機会は滅多に無いんで、オーバーホールのついでに写真を撮らせてもらいます。

この個体は、2000年にジャカルタのパネライ正規代理店で新品を購入。私が持っている数少ない新品で購入した時計です。日本でパネライがブレイクするほんのちょっと前でしたね。左利き用(リューズが左に付いています)というのが珍しくて買いました。再生パネライ最初期の製品です。この時計、私は当時の日本定価よりもちょっと安いくらいで買ったのですが、中古市場ではとんでもない値付けがされてて腰を抜かしたことがあります。もっとも最近では、もうオークションに出てくることもほとんど無くなりました。

結局今回は、バンコク市内のエンポリアムというショッピングモール内の時計修理専門店で修理。ぜんまい交換とオーバーホール。占めて6,000バーツ(約16,628円)、所要1週間。日本でメーカーの正規オーバーホールに出すと6万円位取られるはずです。メーカー以外の手が入ると、長期的には時計の寿命を縮めることになる可能性もあるのですが、こいつは単純な3針時計だし、パネライとはいえ中身はETA社のムーブメント(がベース)です。まぁ、良いでしょ。

エンポリアムには2軒の時計修理専門店があるのですが、明らかに質に違いがあります。この辺はまたいつか。

もう一つ気になっていたのがベルト。
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はっきり言って汚いです^_^;)。
バンコクは暑いです。日中とても汗をかきます。でもエアコンの効いた部屋に入ると非常に乾燥する。だから革ベルトの劣化が早いんです。このベルトはインドネシア時代にバリ島の革屋にオーダーメイドで造ってもらった物。非常に安く造れました。オーダーメイドというと高級なイメージがありますが、途上国ではオーダーした方が安くつく物が結構多いのです。このベルトは、同じ物を5本くらい造ってもらったのですが、これが最後の1本。さすがにもうダメですね。

この時計、見てのとおり非常にデカいんです。ベルト幅が24mm。私がこの時計を買った当時は、24mm幅の交換用ベルトなんてほとんど無かった。でも最近はデカ厚時計が定着したんで、バンコクでも幅広ベルトは結構選択肢があります。安いのもあるんですが、質の良い物は、日本で買う値段とあまり変わりません。
この時計には絶対革ベルトが似合うと思うんだけど、バンコクで革ベルトは実用的とはいえませんね・・・。良い物を買ってもおそらく1年はもたないでしょう。

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というわけで、ステンレスブレスに交換! しっかし、時計本体キズだらけだね^_^;) これでホントにダイビングしたこともあるもんね(←マニアに言わせるとアホということになるんでしょう)。

このブレス、東京時代にネットのオークションで1万円位で買った物。つまりパネライの純正ではないんです。でも革ベルトよりは絶対長持ちします。これで、汗かいたらじゃぶじゃぶ水洗いできるし。

まぁ、今後も大事に使っていきましょう。

*1・・・「香港送りの刑」は経験が無いが、「スイス送りの刑」は何度か経験がある。「スイス送りの刑」の詳細についてはこちらを参照