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2009年11月5日、バンコクに赴任しました。2011年9月1日、東京に戻りました。2013年10月1日、福岡に移住しました。

タイ製のインスタントラーメン。
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左:袋めん、6バーツ(約16円)。
右:カップめん、12.5バーツ(約33円)。
両方ともトムヤムクン味。日本人が食べても、いかにもタイ、を感じさせる味だと思います。物珍しさで食べるには良いんだけど、やっぱりすっぱさも辛さも物足りない。屋台で食べるトムヤムクンの方がはるかに美味い。
この値段だとさ、屋台のラーメンが30バーツ(約80円)というのは、納得できるでしょ?屋台は袋めんのちょうど5倍。日本でも、袋めんの5倍出すと、安い店ならラーメン屋で1杯食えるよね?

カップの中はこんな感じ。
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フォークが入ってるのは、日本では見ませんが、東南アジアではごく一般的。

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お湯を入れて3分。エビはカップヌードルに比べるとかなり貧弱。

でね、この2つ、袋とカップ、ほとんど味が変わらないんです。というのも、袋もお湯を注ぐだけのチキンラーメン方式なんです。中には粉末スープとペースト状のスープが入ってるんだけど、もしかしたら同じ物かもしれない。タイのインスタント袋めんは、お湯を注ぐだけのチキンラーメン方式が主流です。お湯を注ぐだけの袋めんって、日本ではチキンラーメンだけでしょ?何で、日本ではこの方式が普及しなかったのかね?

タイでも、インスタントラーメンの種類は多いです。これ、ちょっとかさばるけど、旅行者のお土産にも良いかもね、安上がりだし。

しっかし、つくづく安藤百福さんの発明ってスゴいと思うよ。技術的にもかなりの新規開発があったみたいだけど、やっぱその発想ですよね。終戦直後のラーメン屋に行列ができるのを見て、「もっと手軽に多くの人がラーメンを食べられないか?」と思ったのが、チキンラーメン開発のきっかけらしいんだけど、だからと言って、お湯かけるだけで食えるラーメンを開発しようというその発想がスゴいよなぁ。この発想があってこそ、それに必要な技術を開発していったわけでしょ。行列ができるって言えば・・・今で言うと、都心のクリスピーとかか? かと言って、お湯をかけるだけで美味しいドーナツが食えるように・・・とは思わねーよな? 食糧難という当時の時代背景もあるんでしょうね。

カップヌードルがスゴいのは、それをカップに入れるっていう発想ですよ・・・。カップに入れて外装を食器にしてしまうという発想。これがスゴいと思う。そしてそれを実現するための技術を追求すると。カップヌードル発想の元は、米国にチキンラーメンのプロモーションに行った時に、米国のディーラーが紙コップに砕いたチキンラーメンを入れて、フォークで食べたのを見た事がきっかけになったんだそうな。きっかけは米国の文化だったみたいだけど、同じお湯をかけるだけでも、お椀を用意しなくて良いし、洗う必要も無いというのは―ほんの少しの手間なんだけど―やはりありがたい。

『魔法のラーメン発明物語 私の履歴書』(2002年、日本経済新聞社)。コレ、お勧めですよ。文庫もあります。