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2009年11月5日、バンコクに赴任しました。2011年9月1日、東京に戻りました。2013年10月1日、福岡に移住しました。
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「にいな」、もしくは「にな」、もしくは「みな」なんていう単語を知っている人はどれくらいいるだろう? 漢字で書くと「蜷」。だから「にな」が標準語だと思う。それが訛って「にいな」や「みな」。日本の古い言葉で巻貝のことです。私の産まれ故郷では、「にいな」と呼んでいる。

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はい、「にいな」。私の産まれ故郷で、「にいな」というのは、小型の巻貝一般を指す。だから、いろんな種の総称だ。私の産まれ故郷では、季節によってはキサゴやクボガイも採れるが、これらも「にいな」だ。

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この日は、99%以上がこの貝だった。この貝の特徴は、フタがサザエのように硬いこと。これはおそらく標準和名でいうところのスガイでしょう。

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ただし、この日ごくわずかに混ざっていたこの貝は、方言で「にいな」とは言わない。「たばこにいな」だ。標準和名でいうと「イボニシ」かな?

両方とも直径1cm程度の小さな貝なのだけど、ただ茹でて食べると「にいな」と「たばこにな」では味が違うのが分かる。ただ茹でて食べるで十分旨い。酒の肴には最高だな。

もし、大量に採れたら、これらをちまちま剥いて、味噌と砂糖で炒めると・・・
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「にいな味噌」。“にいな味噌”という言葉、ネットで検索してもヒットする件数はごくわずか。ただし、私の産まれ故郷とは遠く離れた地でも同じ名前で郷土料理として紹介されている例があった。これは思うに、「にな」という古い言葉が残った2つの土地(=都から遠く離れた地)で、たまたま両地で「にな」が「にいな」と訛ると同時に、たまたま両地で「にいな」を味噌で炒めるという単純な料理が生まれ、さらにたまたま単純に「にいな味噌」と名付けられた。そういうことなんでしょうなぁ・・・。

私が子供のころ、故郷の海岸ではアサリが採れた。それはそれは大量に採れた。しかし今ではアサリ採りなど思いもよらない。

「にいな」は今でも採れる。いつまで採れるだろうか?
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