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2009年11月5日、バンコクに赴任しました。2011年9月1日、東京に戻りました。2013年10月1日、福岡に移住しました。
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タイには」OISHIという飲食店、食品ブランドがあります。OISHIはもちろん「美味しい」。日本語ですが、タイの会社のようです。レストランもいっぱいあるのですが、BTS(スカイトレイン)のモ・チット駅構内に出来合いの寿司を売る店があります。初めて買ってみました。
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値段忘れちゃったんだけど、閉店前の割引で、日本円にして300円くらいだったと思います。

エビとタコがやたら多いですが、これは店が閉店間際であまり選択の余地が無かったため。タイ人って、エビ・タコをあまり食わないのかな???私はエビ、イカ、タコ、貝類の寿司が大好きなんだけど。

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ご飯は、ビシッとエッジが立っております^_^;)

寿司としての味は、日本の一番ダメな回転寿司より、もうちょっとダメな感じ。これが、寿司か?と問われたらイエスとはとても言えない。もはや寿司ではありません。でもね、これはこれで美味しいんですよ。私的には十分アリ。日本人的には、寿司というより、おにぎりのバリエーションと思えば良いわけですよ。

私なんかの世代には、「寿司は高級」というイメージがあります。しかし、何かのニュースで読んだんですが、今の日本の小学生の好きな食べ物No.1は寿司なんだそうな。わたしゃ、小学生の頃、寿司なんかほとんど食ったこと無いんじゃないかなぁ・・・(ここで言う寿司とは、江戸前スタイルの握りです)。

寿司というのは、間違いなく日本料理です。私は今の職場で「寿司の作り方教えて!」とタイ人から聞かれることが多々あります。タイ人も結構寿司は好きなんです。でもね、日本の一般家庭で寿司握るなんてことは、まずないですよね? (ここで言う寿司とは、江戸前スタイルの握りです)

今の日本では、寿司といえば回転寿司を含めて、江戸前スタイルが一般化しています。しかし、日本で寿司=江戸前スタイルとなったのは、せいぜい過去100年以内でしょう。また、江戸前スタイルの寿司が「高級」になったのは、おそらく第二次大戦後ですよね?少なくとも第二次大戦前には、江戸前スタイルの寿司は、東京(江戸)における蕎麦とならぶ屋台の大衆食であり、典型的なファストフードだった。

寿司が「高級」だったのは、第2次大戦後から80年代のバブル期にかけて。もちろん、その後も「高級」な寿司店はいっぱいありますが、今の日本で寿司といえば、圧倒的に回転寿司でしょう。江戸前寿司がもともとファストフード的なものであったことを考えると、回転寿司は正に江戸前寿司の『スタイル』を継承しているといえるでしょう。

回転寿司と言うと、何やら安っぽい物のように思えるかもしれません。確かに東京都心の回転寿司はイマイチ。でも、地方の回転寿司には、地元で上がったネタを使ってたりして―1皿100円でも―実に美味いところがあります。田舎の回転寿司は、侮れませんよ。

そしてバンコクの寿司。上の写真のように駅の売店で売られていることもあれば、こちらで書いたように屋台で売ってる場合もある。ファストフードという伝統的な江戸前寿司のスタイルを、見事に受け継いでいるではないか。味は、お話にならないけど、日本文化が海外に輸出されていると思えば、日本人として嬉しいではないか。

分かりやすく例えるなら・・・日本の高級店の江戸前寿司は、ロジャー・ウォータース時代のピンク・フロイド。日本の回転寿司やバンコクの寿司は―コンセプトや思想が忘れられて、スタイルだけが受け継がれた―デヴィッド・ギルモア時代のピンクフロイド。そんな感じでしょうか。

バンコクにも美味い寿司屋はあるらしいんで、そのうち行ってみましょうか。
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