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2009年11月5日、バンコクに赴任しました。2011年9月1日、東京に戻りました。2013年10月1日、福岡に移住しました。
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私は、警察の射撃場を良く利用するのですが、ここでは警察官の私物の鉄砲を撃たせてくれることがあります。「何か変わった鉄砲ないですか~?」と聞いたら出てきました。ちょっと変わった鉄砲。
P1060354.jpg
一見してガバメントのコピーのようですが、スライドストップがちょっと変わった形。

P1060355.jpg
トリガー上にはガバメントには無いレバーとエキストラクタと思われる部品が銀色に光ります。

これ、刻印を見るとスペインのスター社製なんです。スター社と言えば、9mmラルゴ口径を思い浮かべるのですが、これは9mmパラでした。ネットで調べてみたところ、これは、Modelo B Superという機種のようです(参考)。単純なガバメントコピーではないようで、フレーム右側の分解用のテイクダウンレバーやスライド上にローディングインジゲータが付加されています。エキストラクタもガバメントのようなスライド貫通式ではなさそうで、ディスコネクタはフレーム右側に露出しています。また、メインスプリングハウジングにあたる部品はスライドと一体です。さらに、分解すると分かるのですが、バレルの保持はリンクではなくカム式。ガバメントを独自に改良したものであることが分かります。

この鉄砲、もしかすると製造後50年くらい経っているかもしれません。私にとっては初めて見た『鉄製の鉄砲』です。えっ?鉄砲って鉄でできてるんじゃないの?と思われる方が多いでしょうが、21世紀の現在では鉄製の鉄砲は実に少ないのです。じゃぁ、何でできているのかと言うと、金属なら圧倒的にステンレス合金。あとはアルミ合金。これらの合金は鉄に比べて錆びにくいとか軽いという利点があるんですね。だから現在の金属製の鉄砲は大部分が銀色をしています。さらに最近では、グロックに代表されるプラスチックフレームも多用されています。

写真は射撃後で汚れちゃってるんですが、鉄の表面を磨いて青錆びを付けたブルースチールってすごくきれいです。これは現代のステンレスやプラスチックの鉄砲にはないもの。古い鉄砲って、仕上げに手が込んでて良いね。
ただし撃った感触は・・・めちゃめちゃ引き金が重いんです。ガバメントと大違い。一体何キロあるんだろう???重いと言ってもリボルバーのダブルアクションの『にゅ~』という重さと違って、全く遊びの無い固い引き金をいきなり『カツン!』落とす感じ。これだけ重いと、引き金を引いた瞬間にブレるのが自分でも分かります。よって、あまりまとまらず-_-;) こういう鉄砲を撃つ時は腕力というか握力があった方が絶対安定しそうです。

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“これ、ガバメントと違って簡単に分解できるんだぞ”と言ってスライドを外してくれた教官氏。バレルは前方には抜けない構造のようです。またスライドストップは、テイクダウンレバーと同軸で、完全には抜けない構造。

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ファイアリングビンホールの上にある楕円柱状のパーツがカートリッジインジゲータ。

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ディスコネクタが見えます。
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