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2009年11月5日、バンコクに赴任しました。2011年9月1日、東京に戻りました。2013年10月1日、福岡に移住しました。
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このビートルズの音源シリーズ、実はもう1年以上前に書き始めたんですよね。この手の文章は、時間があればあるだけ正確かつ自己満足な文章ができるんで、ずっとヒマを見つけて加筆・修正し続けてきたんだけど、最近ね、ブログ書く時間ないのよ。写真はいっぱい撮ってんだけどね・・・。

というわけで、これで繋ぎますね。

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意外なことに、ビートルズのライブ盤というのは、これまでに僅か2タイトルしか公式に発売されていません。そのうちの1つが、LP時代の“Live at the Hollywood Bowl”。でも、このLPはついにCD化されませんでした。もう1つは、1962年のハンブルグでのライブ。こちらはビートルズや所属レコード会社の反対を押し切って発売された物なので、半公式って感じかな。アンソロジープロジェクトで、いくつかのライブ音源が公式に日の目を見ましたが、ビートルズの“公式の”「ライブ盤」というのは、CDでは未だに存在しないのです。意外でしょ?

ライブバンドとしてのビートルズのスゴさを一番良く実感できるのが、公式に発売された“Live at the Hollywood Bowl”です。このLPは本当にスゴいと思う。ビートルズは演奏が下手なんて言う人がいるじゃないですか。でもね、このLPを聞いたら、そんな考えは吹っ飛んでしまう。ビートルズって、アマチュア時代から、散々ライブやって来てるんですよ。ビートルズのライブバンドとしての演奏って相当上手いと思うよ、これを聞いたら良く分かる。

それにね、今ではビートルズが“カッコ良い”って思う人はあんまりいなんじゃないかな?ファンでも。同時代のストーンズとかフェイゼス、ちょっと後のゼぺリンとかパープルに比べると、ビートルズがカッコ良い!って印象はあんまりないでしょ?。今ではビートルズと言えば、“イエスタデイ”とか“レットイットビー”の印象じゃないですか?。でもね、このライブLPを聞くと、印象変わりますよ。ビートルズって、やっぱルーツはロックンロールとか、R&Bなんですよ。演奏の上手さと相まってメチャかっこ良い!

ビートルズのライブを聴いてみたい!と思ったら、先ずはこのLP時代に発売されていた“Live at the Hollywood Bowl”を聞いて欲しいのだけど、残念ながらCD化されてない。LPは中古屋で安く手に入ると思うけど、LPレコードなんで、再生できる人は限られてる。ということで、パープルチック(Purple Chick)レーベルの“Live Collection”シリーズがお勧め。

パープルチック(Purple Chick)レーベルの“Live Collection”は、全11種。それぞれがCD2枚分なんで、CDにすると全22枚分ということになります。このシリーズは比較的新しくて、発表(発売じゃないよ)されたのは3~4年前だったと思います。

シリーズ第1弾のジャケット。
BeatlesLive01-StarClub-front.jpg
シリーズ第1弾は、デビュー直後のハンブルグにおけるライブにCD2枚分を使っています。デビュー直後で、イギリスでもブレイクする前。この音源は過去に公式にもLPとCDで発売されました(でも今では廃盤ですかね?)。本作は、公式に発売された物よりかなり音質が良い事、また多くの初登場音源が含まれていてビックリ!したものです。

2~10まで略^_^;)

シリーズ第11弾(最終)のジャケット。
BeatlesLive11-TheLastTour-front.jpg
最後は、1966年の北米ツアーから、クリーブランド、トロント、ボストン、メンフィス、セントルイス、ニューヨーク、サンフランシスコにおけるライブを収録。といっても、それぞれのコンサートを完全に収録しているわけではなく、コンサートの一部だけという物がほとんど。また、観客が客席から録音した物やニュースフィルムのサウンドトラックが多く、全体的に音質が悪いのです。ただし、サンフランシスコはこれが正真正銘、ビートルズ最後のコンサート(除ルーフトップ)ですから、聞く価値はあるかも。

でね、上の写真。後ろにスピーカが見えますよね。このスピーカね、メンバーのモニター用じゃないんですよ。これが観客用のスピーカなんです。結構デカいとはいえ、東京武道館とかましてやスタジアムで、この“小さな”スピーカですよ。当時はまだまともなPAシステムなんて無かったんです。スタジアムでは、まともに演奏が聞こえなかったというのは、その通りなのかもしれませんね。

ビートルズのライブを聴いてみたいと思ったら、とりあえずはこのシリーズを全部入手するのがお勧め。一般の人にもお勧めできるライブ(=音質が良く、かつ1ステージをほぼ丸ごと収録している物)といえば・・・、
●1963年のストックホルム: これは音質、演奏共に最高!
●1964年のワシントン: 米国初上陸!
●1964年のメルボルン、アデレード: リンゴ復活!
●1964年のハリウッドボウル、フィラデルフィア、インディアナポリス: 1964年の米国ツアーって良いんです。演奏に気合が入ってる。特にハリウッドボウルは、録音前提だったためかすばらしい!しかもステレオ!
●1965年のパリ: 音質最高!
●1965年のヒューストン: ジョンの喉がかれて、声がかすれてる!“I'm Down”では、ジョンのオルガンが聴ける!
●1965年のハリウッドボウル: 音質最高! ビートルズのライブがステレオ録音で残されているのは、64年と65年のハリウッドボウルのみ。
●1966年の東京: 音質最高!「じょ~じ~!」とか言うカタカナの歓声が新鮮

他にも面白いライブがいっぱいあります。
●1963年のリバプール(エンパイアシアター): ちょっと音は悪いんだけど、何と!リンゴのドラムソロが聞ける。1ステージを丸ごと収録した最古のコンサートだと思います。
●1965年のアトランタ: 曲の合間に、ジョンの「ちょっと待ってくれ!、ポールがベースの弦を切っちゃったんで、ベースを代えるから」という珍しいせりふが聞ける。もっともベースラインが聞き取れる音質じゃないんだけど。
●1996年のハンブルグ: 音質はあまり良くないけど・・・、1966年のライブは東京を含めて、演奏はかなりいい加減なんです。特にこのハンブルグの“I'm Down”は、一瞬耳を疑いますよ・・・ある意味必聴。それに比べると1963年のヨーロッパツアーや、1964年の北米ツアーはいかに気合が入っていたことか。
●1966年のサンフランシスコ: 音質はあまり良くないけど、ビートルズ最後のコンサートが録音されていたという事実。

え~っとね、モントリオールでは・・・、1964年9月8日のモントリオール・フォーラムにおけるライブが現存します。ただしこれは非常に音質が悪い。少なくとも私の手元にある物は全くだめだめです。ただ、これは音質からして、観客が客席から録音した物ではありません。元々はラインで放送局(おそらくはラジオ局)が収録した物だと思います。1964年当時ラジオで放送されたのかもしれません。その放送を、当時録音したテープのコピーにコピーを重ねたものが、現在出回っている音源ではないでしょうか。ということは、モントリオールのラジオ曲にマスターテープが眠っている可能性もありますから、将来良い音質で聞ける可能性が無いとはいえませんね。

一方、オランダにおけるライブは、1964年6月5日のヒレゴム、6月6日のブルッカーが午前と午後、計3ステージが現存します。面白いのはヒレゴム公演です。これはラジオ放送用に収録されたようで、音質もそこそこ良いです。スタジオライブで、基本はどうも口パクだったみたいです。でもね、どういうわけか、生のボーカルマイクがオンになってるんです。だから、バックに流れるレコードの演奏・ボーカルにライブのボーカルが被さってるんです! ジョンとジョージは適当に歌ってる(もしくは本当に口パクで歌ってない?)んですが、ポールは力いっぱい歌ってるんで^_^;)、レコードのボーカルに生のボーカルが重なって、完全ダブルトラック状態!コレ、すごく面白い!
ブルッカーもスタジオライブっぽいんだけど、午前はオーディエンス録音、午後はライン(ニュース音源?)のようですが、いずれも音質は良くないです。だから、マニア以外にはお勧めできません。

以上、全てパープルチック(Purple Chick)の“Live Collection”で聴けます。ビートルズのライブ演奏に興味がある人は、“Live Collection”を入手することをお勧めします。

思えば、私が「奥の細道」に足を踏み入れたのは、ライブ音源を聴いたのがきっかけでした。以来二十数年、未だに「奥の細道」をさまよっています。
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