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2009年11月5日、バンコクに赴任しました。2011年9月1日、東京に戻りました。2013年10月1日、福岡に移住しました。
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バンコク都内の韓国料理屋。
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こういう脂の無い肉をさ、よ~く焼いて、

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はっぱに包んで食うのが美味いね!

1回目2回目に続いて、生肉シリーズの3回目。第2回目は、牛は、生きている時から肝臓に食中毒菌を持っている個体が一定割合いるから、処理の仕方や鮮度に関係なく、レバ刺しを食うのはリスクを伴う、法律でこれを規定するのは難しいのではないか?というお話でした。

賢い人は、気付きませんでした?“何か問題をすり替えてないか?今回、死者まで出した食中毒事件は、ユッケを食べて、腸管出血性大腸菌O157やO111に中毒したものであって、レバ刺しを食べてカンピロバクターに中毒した物ではない。両者は、関係ねーんぢゃねーか?”はい、その通りです。前回のお話は、実は今回の食中毒事件にはあまり関係がありません^_^;) ただ、ウソは書いてませんからね! レバ刺しについては、ああ言う事です。

では、今回事件になったユッケはどうなんだろう?

ユッケというのは、内臓ではなく筋肉を生で食います。腸管出血性大腸菌というのは、(割合は知りませんが)牛の消化管内に常駐します。人間には強毒の食中毒菌ですが、牛には何ら悪さをしません。しかし、筋肉中には、牛が生きている時から、腸管出血性大腸菌が入っている事はありません。という事は、国の基準を守って、きちんと衛生管理をした施設で屠殺、処理、流通させれば、大丈夫なんじゃないか? はい、たぶんその通りです。ユッケに関しては、国の基準を守っていれば、100%大丈夫、と言っても良いのではないかと思います。

今回の事件の問題点は、当たり前なんですが、国の基準を守っていなかった、というところです。既に報道されている通り、国の基準を守っていなかったのは、今回事件を起こした焼肉屋だけでなく、ほぼ全ての日本全国の焼肉屋に共通です。それを踏まえた上で、どうするか?は、各自の自由です。私は、国の基準が守られていないわけだから、今回事件を起こした店だけでなく、どの店でも可能性はある、と考えておくのが妥当と思います。だから、私は生肉は食わない。

ユッケに関して、このような事故を二度と起こさないためには、また当たり前なんですが、国の基準を守って「生食用」牛肉を使えば良いのです。腸管出血性大腸菌というのは、家畜の消化管に常駐することがあります。屠殺場では、当然家畜の消化管も処理します。そこから出てきた大腸菌で筋肉を汚染させないためには、相当な努力が必要と思います。だから、「生食用」牛肉を使ったら、ユッケの価格は何倍にも跳ね上がるでしょう。しかし、ユッケがそれほど美味しい物なら、安心して食うためには仕方がないんじゃないでしょうか?

北大路魯山人のエッセイに『河豚は毒魚か』というのがあります。
http://www.aozora.gr.jp/cards/001403/files/50001_37885.html
この中で魯山人はこう言っています。「ふぐをこわがったのは昔のことだ。それは一にふぐ料理の方法が研究されていなかったからである。現在では、ふぐ屋においてふぐを食って死ぬことはない。このようにふぐを安心して食える時代が来ても、ふぐを恐ろしがることは、全く無知の致すところだと思う。

今の日本で、“レバ刺しやユッケを恐ろしがって食べないのは、無知の致すところだ”とは言えないと思います。今の日本のレバ刺しやユッケは、魯山人の時代のふぐほど安全ではない、と私は思っています。
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