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2009年11月5日、バンコクに赴任しました。2011年9月1日、東京に戻りました。2013年10月1日、福岡に移住しました。
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カンボジア・ヴェトナム友好第4兵士訓練所。

ここでは、旅行者でもいろんな銃器がフルオート、つまり引き金を引くだけで、ダダダダダっ!と機関銃のように撃てるんです。旅行者がフラッと行って、フルオート射撃ができるなんて、今や米国でもそんなに無いでしょう。

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AKMです。距離は50m。

標的は、マンターゲットだったけど、かなり小さい。
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実物の人間の1/3程度でしょうか。

生まれて初めて撃ったAKM、30発の標的。
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セミオートで10発(2脚使用)、フルオートで20発(2脚使用せず)。
左下に弾が集まっているのが分かるでしょうか。おそらく、最初にセミオートで撃った10発がここに集まったのだと思います。直径10cmくらいにまとまってます。セミオートは、2脚使用。サイトを調節して、2脚を使う分には、50m先の人間には、確実に当たりますな。ヤルなぁ、AKM。左下には、10発以上が着弾してますが、これは、フルオートで撃った初弾がここに着弾したんだと思います。フルオートの2発目以降は右上に散らばりました。これはね、撃っていて分かります。銃口の跳ね上がりが右上なんです。これはライフリングの関係なんでしょうね。フルオートは、3~4発の点射にしたつもりなんですが、弾痕の数は、ほぼ30近くあると思います。って、ことはだなぁ・・・全くの素人が撃っても、AKライフルで50m先の人間を殺すのは、いとも簡単って事です。

指導教官氏によると、弾は、カンボジア陸軍が使っているミリタリーボールだとの事。

生まれて初めて拳銃を撃った時も思ったのですが、銃器ってやっぱ、恐ろしいよ・・・・・・。ソノ気になれば、本当にいとも簡単に50m先の人間を殺せる。

普通はソノ気にはならないんだろうけど、たまにソノ気になった人が事件を起こす。最近では、ノルウェーにおける事件が記憶に新しいところ。米国では何年かに一度、大規模な乱射事件が起きる。タイは、あまり知られていませんが、市民が合法的に拳銃を持てます。タイの国内ニュースを注意してみていると、週に1回?もしくは月に数回の銃を使った事件が起きます。

私はね、正直言って銃器類が大好きなんです。子供の頃から好きです。きっかけは何と言っても、ルパン三世とダーティーハリー。カッコ良かった。私の世代の男の子なら、子供の頃に絶対に鉄砲のおもちゃで遊んでます。その延長なんですよね。もっとも今の子供はおもちゃの鉄砲で遊ぶなんて事はしないんだろうけど。

ただ、当時の大多数の子供は、カッコ良い、だけだったから、オトナになるに連れて銃器類に対する興味を失うんです。しかし、私は、中学の頃だったか?高校の頃だったか?銃器類のメカに興味を持ったんです。ただ、引き金を引くと弾が出る、という極めて単純な機能のために、なんでこんなに多様なメカニズムが存在するんだろう?ただ、引き金を引いて弾を撃つという単純な機能なのに、銃器に性能の優劣が付くのはなぜだろう?と思った。

それから相当勉強したな。一番面白いのは1900年前後、自動式拳銃黎明期のドイツですよ。ボーチャードからルガーピストル、マウザーのブルームハンドル、この時代のワルサー。これらの、相互にほとんど影響されていない、つまり独自に開発されたメカの独自性は極めて興味深い。この時代のドイツには、銃器開発に関して、相当オリジナルな発想にあふれた人が揃ってたんでしょうね・・・。もちろんその豊富なアイデアを具現化する金属加工技術も、当時のドイツにはあったんでしょう。ルガーP08、モーゼルミリタリー。ワルサーP38と言えば、この時代のマスターピースであると同時に、私が子供の頃、当時の子供達に最も人気のあった拳銃です。

さらに面白いのは、ルガーピストルやマウザーの実銃は、当時そこそこの成功を収めたにもか関わらず、そのメカの独自性は、その後の世代の製品に全く受け継がれませんでした。対して、ワルサーP38の主要な革新的メカは、その後の自動式拳銃の基礎を作ったと言っても過言ではありません。

思うに、この時代のドイツにおける自動式拳銃といのは、先カンブリア期の生物爆発のようなものだったんだろうなぁと思います。してみると、ルガーピストルやマウザーのブルームハンドルは、ハルキゲニアとかアロマノカリスのようなもんだな。

閑話休題。

指導教官氏、『他にも何か撃ってみるか?』。まぁ、せっかくフルオートが撃てるんでねぇ・・・。M16いきましょうか。射撃場の壁に展示したあったM16は、ごく普通のM16だったんだけど、指導教官氏が事務所から出してきたM16には、M203グレネードランチャーが付いている。
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分かりますかね?ライフルを構えた時に左手で握る辺り-銃身の下-に、黒い筒状の物が付いてるでしょ。これがM203グレネードランチャー。これはですね、40mmのグレネードを撃ち出すための筒なんです。グレネードとは、日本語で言うと、「てき弾」もしくは「りゅう弾」。つまり、超小型の爆弾です。これを手で投げれば、手りゅう弾。良く戦争映画とかで見るでしょ?兵士が手りゅう弾を投げるシーン。しかし、兵士が手で投げる事のできる距離って、せいぜい数十mですよ。グレネードランチャーってのは、手りゅう弾を火薬の力で遠くに飛ばす発射装置と思って間違いないです。この発射装置がライフルに合体してるわけです。当然、ライフルは重くなりますが、イザとなったら、ライフルから数百m先までりゅう弾を発射できるわけですから、古典的な歩兵による陣取り合戦な戦争では、有効な兵器でしょう。

同じく30発撃ってみました。最初の10発はセミオートで、残り20発はフルオートで。セミオートでは、それほど感じなかったのですが、フルオートにすると、AK47との違いが顕著ですね。明らかに肩に来る反動が軽い。だからフルオートで撃った時にコントロールし易い。これは、訓練された兵士なら、100m先の人間も確実に殺すんでしょうなぁ。

AK47もM16も両方ともね、銃口の跳ね上がりはほとんど気になりません。当たるかどうかを別にすれば、か弱い女性でも全然撃てますよ。だって、歩兵用ライフルってのは、兵士みんなが持つわけですからね。そんなに反動が強くて扱いが難しかったら、武器になりません。もっとも、もう少し前のフルサイズの7.62mmだとまた違ってくるのかもなぁ。いつか撃ってみたいな、M14のフルオートとか。

ただ、私にとっては、サイトはAKの方が圧倒的に見易かった。AKは凸の照星に凹の照門。M16は、凸のポストに○のピープ。これは、全く慣れなんだろうけど、ピープサイトは、実に照準し難かった。

まぁ、いずれにしても良い経験だったよ。M16を撃った後に指導教官氏、『どうする?ドラグノフでも撃ってみるか?』。イヤ、もう十分。軍用ライフルのコワさは十分わかりました。

それでね、全く冗談のつもりで、M16に付いたM203を人差し指でたたきながら、『これは撃てないの?』と聞いたら・・・指導教官氏『撃ってみるか?1発400ドルだ』。まぢっすか!?ホントにグレネード撃てるんですかっ!?カンボジア陸軍恐るべしっ!!!もちろん、400ドルも払って爆弾を発射する気には到底ならないけどさ。

場所は、シェムリアップの街中から、トゥクトゥクで30分位。

もう1つ思うのはさ、カンボジアとヴェトナムという2国間の友好のしるしが、兵士の訓練所ってのは・・・どうなんだ?考えちゃうよね。
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